ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

秘密基地

子どもたちが、切って投げてある、竹を引きずってきて、枝を切り落としている。秘密基地を、作りたいとか。
いや、母が見ている時点で、秘密でも何でも、ないような。秘密かどうかはさておき、遊び場に、休憩場が欲しいらしい。子供だけの場所。


作っているのは、次男ムーン、中学2年生と、末っ子ライト、小学5年生。挫折しないで、完成するといいね。


なんて話を、16才、長男ハートにしたら。


僕は、作ってたよ。入っちゃいけないって言われてた、草が茂ってる所に。竹を四本立ててバランス取って、木の棒も持ってきて、ダンボールも、持って入って。


初耳だ。と、びっくりして聞いたけど。いろいろ、記憶を呼び覚ましてみると。初耳でも何でもなかった。


ハートが、小6の頃だ。やっぱり、竹を引っ張ってきて、枝を切り落としてる時期があった。そして、小屋のようなものを、作ろうとして。子供の知恵では無理で。諦めていた。と、思っていたけど。


しばらくして、当時1年生だったライトが、一緒に車に乗ってた時、ふと、言った。内緒だけど、あそこに、兄ちゃんの秘密基地があるんだよ。


そんなんだ、くらいに思っていた。草の中と言うか、藪の中と言うか、何やら生茂っていたので。切って空間を作った、穴ぐらのようなもの。かなぁ。と。


でも、そんな、本格的な秘密基地だったとは。


知らん顔して、こっそり、見に行っておくんだったなぁ。そうしよう、とは、思ってたけど。当時は本当に。今思えば、ピークで忙しかった時期だったので。したくてもできなかった。


でも、本当に秘密だったから。見に行って、バレたら、喋ったライトが、めちゃめちゃに怒られて、大変なことになっていた。秘密は秘密だったから、魅力なのだ。行かなくてよかった。


それに、入ってはいけない、草の生い茂ってる場所。感染症の危険のあるマダニや、毒蛇であるマムシのいる場所。


知ってたら、叱って禁止しなくてはいけない。


知らないことにして、見逃したのは。大人として正しかったのか、迷うところだけど。今の世の中、理由があるとはいえ、子どもだけで、できないことが多すぎる。可哀想なくらい。どこまで守るのが、正しいことなのか。その線
引は、本当に難しい。


何はともあれ。どんなに小さくても、無事、完成するといいな、と、思いながら、見守っている。