ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男16歳、次男中学2年生、末っ子5年生との毎日の記録です。

年末年始

昨年の年末は、コロナにかかって家の中だったけど。今年の年末は、次男と父さんがインフルエンザで寝込んだ。2年連続、巣ごもり正月となった。


年末に、7年続けた仕事を退職した。休む間もなく、次の仕事へ。その最中の、インフルエンザ。バタバタして、何が何やら。でも何とか、無事、過ぎた。


お節は、材料は揃えてみたものの。年末に、実家から差し入れがあり、作らずじまい。と、思ったら。中学生の次男が、家庭科の宿題が、おせちを作ること。1日に、煮物をして、きんぴらをして、酢蓮根作った。


あと、黒豆と栗金団の材料が残ってるが。いつ、作るかなぁ。


初詣は、元気な末っ子と、近くの神社に歩いて行った。天気が良くて、気持ちが良かった。


七草を食べて。とんども終わって。仕事も、まだまだ、半人前だけど、徐々に慣れてきた。


今年は、穏やかに過ごせるといい。

雪だぁ~!!

朝一番に、何故か長男ハートが来た。16才の引きこもり。珍しい。



雪が積もってるよ。




雪が降ると、天気予報が言ったが。本当に降った。日曜日で良かった。車は運転したくない。明日、晴れて溶けることを願う。気温も上がり、朝の再凍結もなしで。



カーテンを開けるハートの手に、すでに握られている雪玉。テンションが上がるのは、インフルエンザで熱が下がったばかりの、末っ子ライト。5年生。火曜日まで隔離予定。母が子どものときは、冬に雪が降るのは当たり前だったが。最近は、年数回。これを逃すのは、もったいない。



誰にも会わないように、家の周りでなら遊んでいいよ。暖かくしてね。



引きこもりハートと病み上がりライトが、ジャンバー着て手袋つけて、家を飛び出した。


間に挟まれた次男ムーンは、家で毛布にくるまり。僕は習い事の公演が控えてるから。今、病気になれないの。と言う。本当は、寒いのも外遊びも苦手。いい言い訳があってよかったね。毎年、二人に引きずり出されてるのに。インフルエンザをもらうわけには行かないから、いい判断です。



雪のちらつく中を、早朝から遊んだ二人は、短時間で帰ってきた。濡れた服を脱いで、ハートは風呂であったまり、ライトは布団に直行。そして、朝食。



どうか、熱が出ませんように。



それからしばらくして、隣の子どもたちも外で遊び始めた。かぶらないように遊べてよかった。

どんぐり帽子

多様な生き方を選ぶ子どもの親の会、に、参加している。そこで、映画の上映会の企画があって。親の会と関わりの深い、フリースクールの子どもたちが、チケットの販売、物販の販売、上映会の進行などに関わった。親の会は、子どもたちのサポート。


引き籠もり長男16才は、映画は見たけど、車で待機。中2の次男ムーンと小5の末っ子ライトは、母さんにくっついて。一緒にいるだけでいいと思ってたけど。自分から、フリースクールの子どもたちと一緒に、手伝い始めた。



物販は、福祉施設から仕入れた、毛糸で作ったどんぐり帽子と、マフラーと、座布団。その、どんぐり帽子を気に入ったのが、末っ子ライト。すぐに、買ってと、持ってきた。



どんぐり帽子は、木の実のどんぐりの帽子みたいに、頭頂部に角があって、赤ちゃんがかぶると可愛くて、私も作った。就学前まで、愛用していた。



5年生だよね、本当に気に入ったの?!!


と、内心、叫びつつ。でも、口には出さず。


いや、でも。ライトなら、似合う、可愛い。末っ子ならではの、性格とか、まだ背が低いとか、いろんな意味で大丈夫。 



と、自分に言い聞かせつつ。



本当に欲しいの?使うの?



と、聞くと。迷いなく頷いて。これがいい、という。選んだ色は、赤に白いラインが入ったもの。



購入すると、すぐに被って、こんな帽子販売してます。と、物販の宣伝に。これが、宣伝のために被ってるのではなく、気に入って被ってるから、とってもいい。


ついでにと、宣伝のため、マフラーもつけてもらったが。数分も持たなかった。つけ心地が悪いと言って、すぐに外してしまった。



この、どんぐり帽子。寒い日は暖かくて、本当に気に入ってかぶっている。買ってよかった。



そんなライトの横で、次男ムーン。しっかり手伝って、アンケート回収したり、折り紙のお土産を配ったり、頑張ってくれた。そして最後。



僕今日、楽しかった。また、こんな機会があったら、誘ってね。



と、言ってくれた。



さらに、子どもたちが初顔合わせだから、無理かなと、打ち上げは出ない予定だったけど。子どもたちの希望で、急遽、参加になった。



次男ムーン、末っ子ライトの順応力には、本当にびっくりした。



長男は、映画を見たあと、すぐに家に帰った。社会に出るには、まだまだ、時間がかかりそうだが。あちこち、しっかり誘って、動いてもらわなくては。

ニートの定義

ニートって、何歳から何歳だったっけ?



ふと、長男が言った。長男ハート、16才の歯科を予約したとき。



ん?ニートに年齢があることさえ、私は知らないけど。



いや、僕って、何なのかなと思って。歯医者行って、聞かれて、何と答えたら正解かと思って。



中学を卒業して、高校へは行かないことにした。外に出ることに不安があり、家の中にこもりがちだ。立派な引きこもりだと思うけど、出ようと思ったら出れるので、引きこもりではないらしい。



だったら何だ?と、思って。ニートとは?とか、過去に調べたことが、あるらしい。



調べると、ニートは15才から34才で、16才のハートは、ニートでも間違いではないらしい。でも、ニートかぁ。仕事ができるのにしないのか、できないからしないのか、できるけどないのか。



自分の子、ハートをニートと言うには、親としては、抵抗あるかな?



それにしても、自分って何なのかとか、考えているんだね。まだ、充電中でいいのになぁ。




そんなことを、考えるから、人と会うことが億劫になり、引きこもり気味になるのか。そんなに人は、他人に興味ないから、気にしなくてもいいのに。



気にならなきゃ、引きこもりにもならないか。



そんなことを、グダグダ考えてしまいました。



ちなみに歯医者は、痛いところに異常はなく、小さな虫歯が数個あり。で、本人安心してしまって。治療2回目を拒否してます。気分じゃないからと、逃げて。



小さいうちに、治療してほしいけど。



やっぱり、ほら。引き籠もり。



延期して、予約したから。次は、行きますように。

賑やかな教室に入れない

末っ子ライト、小学5年生。団体行動が嫌で、通学班での登下校に、つまづきがある。


に、加えて、コロナのゴタゴタで、歩いて通学しなくなっていた。


少しの期間なら、母さんと歩いて登校したりしながら、行けてた時期もあったが。足が痛くなったりで、どうしても車で送ることが多い。


ある日、聞くと。友達に合わせての登下校へのつまづきだけでなく、どうやら、時間を気にしているらしい。なんの時間が気になるかというと、バス登校のバスの到着時間。



バスが到着すると、急激に教室が賑やかになる。その賑やかさの前に、教室に入っておきたいらしい。



スクールカウンセラーの先生に聞くと、静かな教室に入って、気持ちを落ち着ける必要のある子もいるとのこと。そうだと本人が言うので、そうなのだろう。



それを聞いて、納得。



時間の切れ目に、先生が誘ってくれても、学校へ行くことはない。自分で決めた時間にしかいかない。



最初に決めたのが、給食が終わって、午後の授業が始まる前。これ、たしかに、みんなが外で遊んでいて、教室が空になる。



次に頑張って決めた時間は、午前の、15分休憩の後の時間。これも、みんな外で遊ぶので、教室に人が少ない。



そうか、それは仕方がないと思って、子どもの気持ちに合わせて、学校へ送っていたが。


朝は毎日、バスより遅くなっても、車で行って、無理、と、帰る。を、繰り返しながら。今日もだめかな、と、思って車で行くと。ある日ふと、頑張ってみる、と、言って、車を降りた。



そして、無事、学校へ行きました。



すごい、すごい。



家に帰って、褒めて。



また、仕事に遅刻しなくて、どんだけ仕事で助かったかを、具体的に教えると。子どもなりに、きちんと考えてくれたみたいで。



できない日もあるけど。頑張れる日もあるようになった。



無理なことを、頑張り続ける必要は、ないと思う。でも、いざとなったら頑張る力が自分にはある、と、いうことを知ることは、大切だと思う。



無理しなくてもいいよう、工夫しつつ、どうにもならない、踏ん張りどころだけ、頑張る。



今は、まだ、学校に遅刻するのも休むのも、許される時期だから。そんな、いろんなことを経験しながら、自分を知って。社会に出る、練習ができたらいい。



そう思う。



そう思えるのは、3人目だからで。長男を同じように育てれたら、少しは違ったのかとも思うけど。



親も、完璧ではいられないから。長男は長男らしく、育っているからそれでいいと。思うことにする。

意味が分からないらしい

随分前に、長男ハート、数人の友だちと遊んだ。16才の引きこもりだが、たまたま、起きてるときに連絡があって、時間に起きれたから、出かけていった。


その時の感想が、意味が分からなかった。という言葉だった。



5、6人で、集まって、ファミレスに行って。 ポテトだけ頼んで、話しながら、持っていたゲームをそれぞれしたらしい。高校生くらいなら、よくある光景だし、集まってなんとなく、無駄に時間を過ごしていた記憶もある。そんなものだと、私は思う。


だが、ハートは。意味が分からなかった。いったい、何のために集まったのか、分からない。



一緒に時間を過ごしたかった、そんなものじゃないの?と、言ったけど。ハートには、それが分からないらしい。



友達と一緒に、映画を見に行って、ご飯を食べたり。街に出て、カード買ったり、ゲーセン行って対戦したり、は、ちゃんと楽しいけど。ファミレス行って、なんとなく喋るのは、意味が分からない。



私は、その、感覚が意味が分からない。なんとなく一緒にいて、時間を過ごすのが楽しいんじゃないの?



その意味がわからなかったら、きっと、高校へ入学できて、目的なく、過ごすのは。きっと、意味がわからなくて苦痛だったことだろう。中学3年間すら、意味がわからなくて、苦痛だったと言っていた。なるべくして、行きたい高校が見つからなくて行けない、今の状況があるのだ。



そう思うと、すっと、楽になった。



やりたいことが見つかるまで、家にいるのが。きっと、彼のベストなのだ。




やりたいことが、見つかるよう。見守っていきたい。どうサポートできるのかは、常に、親としての私の勉強だ。知恵をもらえる場がないか、耳をダンボにして、情報を集めている。

リモート講演会

市内の学校の先生と、保護者を対象に。スクールカウンセラーの先生の、発達障害愛着障害に関する講演があった。ネットに繋げば見れる、リモートに開催なので、行く手間がなく。まあ、聞いてみるかと、つなげてみることにした。



スマホに、アドレスを打ち込み、つなぐ。なかなかうまくいかなかったのは、開設されたのがギリギリだったかららしい。



そなんこんな、やってると。たまたま、起きていた長男ハート、16才がやってきて。



中学を卒業直前に、不登校になり。学校に行く元気のない状態で、高校受験に取り組めず、今、家にいる。少しずつ、元気を取り戻しつつある、現在だ。



何見てるの?と、覗き込んでくる。始めは、学校行事の講演が、どんなシステムで、どんなふうに配信されてるかの興味。でもそのうち。



これって、僕のことだね。と、結局、最後まで興味を持って聞きました。
聞きながら、親子で色んな話ができ、有意義な時間でした。


うんうん、分かる分かるって思える部分や、これは、僕にはないな、と、言う部分などもあり、頭の中が整理されて、面白かったようです。



いろんなことが分かるようになって、知識が増えて、偉くなるのって、気持ちいいね。と、言いました。新しいことを知ることに、意欲があるなら。将来的には、学校へ行く可能性もあるのではと、思いながら聞きました。今言ったら、激しく拒否されるけど。



子どもと話していて、一番面白かったのは。空気が読めない子なのに、読めてるかのような気配りができたり、友達のノリについていけている、謎がわかったこと。



友達が笑ってたら、笑っている理由が気になって仕方がない。だから、分かるまで聞く。そんなふうに、不思議に思うことを追求して、気になることを聞いて、ということを積み重ね。パターン化して覚えていったようです。



空気が読めるのではなく、パターンの積み重ねの努力によって、読めてるかのような行動ができているのだそうです。それは、集団生活、かなり大変だ。今、疲れて家にいるのも、頷ける。



こうやって、話せるようになったのも、成長の証。


義務教育、9年間、とても良く頑張った。これから先のほうが、人生長い。後数年は、家で休憩しつつ、新しい社会との付き合い方を模索しつつ、これからの人生を創作していけるよう、見守っていきたい。