田舎の運動会といえば、一大行事で。
だんだん、核家族も増えているとはいえ。
テントから、あぶれるくらいの人。
一人の子に、何人見に来るんだ?
というくらい、人が来る。
そういう我が家も、大量にお弁当を作り、
祖父母も見に来て。
子どもたちも喜んでいた。
変わったのは、3年前。
末っ子ライトは、2年生の時から。
運動会が、体育参観日となり。
1日から、半日となり、種目も減った。
半日なので、テントも張らなくなった。
感染予防で、参観人数も、制限された。
祖父母も、呼べなくなった。
あれから、3年の時が過ぎ。
今年、運動会は半日のままだが。
参観制限が、なくなった。
末っ子ライトは、おばあちゃんが大好き。
その、おばあちゃんが見に来る。
前回、祖母が見に来たのは、
1年生の頃。初めての運動会。
まだ、卒園したばかりで、小さくて。
元気いっぱい、張り切っていた。
そんなライトも、もう、5年生。
遅いながらも、しっかり走り。
リレーのバトンも、落とさず渡した。
競技を頑張り、係の仕事もしている。
高学年になった。
涙が出そうだねぇ。
祖母が言った。
大人にとっては、短い3年間も。
成長めまぐるしい子どもにとっては、
本当に長い長い3年間だった。
その、3年間で、できなかったことを、
取り返していくのは、これからだ。
改めて、3年間という時の長さを、
実感した、運動会となった。