今年は、5月の運動会に向けて、
小学校は、動いていた。
子どもたちも、はりきって、練習していた。
昨年は、始めから秋の予定で動いていたが。
今年は、春の予定で動いていた。
予行演習も終わり、本番を迎えるだけ。
子どもたちの気持ちも、
盛り上がってきたとき。
感染症の、急な拡大を受け。
運動会の、延期が決まった。
始めから、延期の可能性は、分かっていた。
分かっていたが、簡単には割りきれない。
本当に、仕方がないのだ。
で、運動会のできなかった日曜日がすぎて。
月曜日の朝。
子どもたちは、普通に起きてきたが。
末っ子ライト、すぐに、籠の中に入り込む。
そして、どこも見ないで、ぼーっとしている。
6年生の、次男ムーン。
通学班を率いる、責任を感じてるから。
遊びながらでも、時間を見て、
準備するようになった。
学校に行きたくない。
予想通りの、ライトの言葉。
ムーンは、
ライト、おいて行っていい??
母さんの許可をとって、先に行った。
とりあえず、朝ごはんは食べたら??
と、言って、学校云々は無視して。
体を動かすことを、促す。
最近、暑くなって、朝の食欲も落ちている。
食パンの半分を、やっと食べる。
夏は、食べない日もあるくらいだ。
その分、昼の給食を、たくさん食べてるとか。
これは、食べさせてないんじゃないからね。
工夫はしてるけど、無理なの。
で、学校の制服を置いてたら。
とろとろと、でも、着がえてた。
えらい、行く気はあるんだ。
まあ、でも。
全てが、いつもより、スローモーションで。
中学生の長男ハートが、気にしつつも。
先に家を出て行った。
準備を、ひとつずつ促しながら。
自分の仕事の準備もしていく。
学校に、遅れて、送って行くこと電話する。
行きたくない。
ゆっくり、時間をかけて、促す。
今から、学校へ送って行くと、仕事も遅刻。
なので、職場にも電話。
あきらめて、子どものペースに合わせて。
準備を進めて。
行く!!!
と、言うとき、家を出た。
分かってるんだ。
行かなくてはいけないことは。
そしてやっぱり。
友達のたくさんいる、学校は楽しい。
時間のかかった、月曜日だけど。
次の日からは、テキパキ朝の支度をし。
はりきって、走って家を飛び出た。
ああ、よかった、1日で終わって。