長男ハート、中学三年生。
高校受験を前に、
学校へ行く意味を、見失ってしまった。
月数回、朝起きれなくて、
学校へ行かない日はあった。
夜更かしをして、ゲームをしたり、
試験勉強をするため、疲れてしまうのだ。
でも、ここ最近は、増えた。
朝はどうても、行ってほしくて、
責めてしまう。
でも、行けないことに、
一番困っているのは、本人だ。
だから、大丈夫だよとの意味を込めて、
昼御飯を、特別にしたり、
おいしいおやつを、差し入れたり。
今のハートも、認めてるよ、と、
伝えたくて、いろいろしている。
でも、学校を休んでもいいよ。
このメッセージが、
果たして子どものためになるのか。
何をしても、続かない子にならないか?
親としては、時々、不安にかられます。
ちょうど、そんなとき。
スクールカウンセラーの先生の、
予約がとれました。聞いてみると。
一番いけないのは、せっかく休んだのに、
心が休まらないこと。
休むときは、しっかり休んでください。
ほっとしました。
そんなある夜、ハートが
テストの点数を、教えてくれました。
だいたい、80から90点くらいで、
数学と英語だけ、50点くらい。
僕、授業は全然聞いてないよ。
家でべんきょうするだけで、
この点数なら、学校へ行く意味、ある?
人との出会いとか、部活とか、
いろいろあるんだけど、
部活で挫折しているから、黙って聞いた。
そうだね。そうかもね。
まぁ、でも、行くけどね。
それからも、休み休み、学校へ行く。
高校進学に向けて、心配は尽きないけど、
高校で、新たな出会いがあるかもしれない。
その可能性にかけて、
高校進学で進めている。
こたえは、彼の中にしかないから。
もどかしいけど、見守っている。
口を出したくて、止まらなくなるけど。
今が、辛抱時かもしれない。