サッカーの試合である。
次の試合は、最後だから、行くよ。
数ヵ月前から、言っていた。
中学３年、長男ハート。
１年生の頃から、試合前からナーバスで。
イライラ、イライラ、していた。
当日は朝から、ピリピリしていて。
試合会場までは、親の車でしか行かなかった。
仕事が休めない時は、
他人の車に乗れなくて、
当日、本当に、体調が悪くなり休んだ。
２年生になると、頭痛に加え、
腹痛にもなり。吐き気もあり。
試合に、行けないことが、増えてきた。
３年生になり、学校にも、ずる休みでなく。
本当に、試合に行けないことを伝えた。
試合に、行かなくてはと思えば思うほど、
登校拒否と、ほぼ、同じような状態なのか。
体調が悪くなる。ここで無理すると、
登校拒否にもなりそうで、怖い。
部活の、友達とは仲良しで。
部活動には、毎日、順調に出席。
ただ、学校が休みの日の部活は、
行ったり、行かなかったり。
練習試合にも、試合にも、
行けない日が、多くなり。
それでも、最後の試合は、行くって。
そう、思ってくれたことが、嬉しい。
試合、１週間前。
コロナワクチンの、追加接種を受けた。
痛い、腕が上がらない。
これじゃ、試合に出れないよ。
って、言い始めて。
もう、絶対に行かない。
ちょっと、ナーバスになってた時に、
ワクチン接種で、とどめをさした、ようで。
ちょうど、学校へ電話する用事があり、
ついでのように、担任の先生へ、
最後だから、行きたいって言ってたのに。
行けそうになくなってます。
と、伝えた。
すると、部活の顧問の先生から、
試合前日に、電話があった。
試合に、来ない日が多くて。
子どもたちから、心配の声が上がってる。
明日は、どうか？
最後の試合なので、出て欲しい。
ここまでは、普通に受け入れれたので、
普通に、対応した。
本人も、出たいと言ってましたが。
今は少し、くじけてます。
明日の体調次第ですが、
もし行けたら、受け入れてください。
すると、こんなことを言い始めた。
サッカーは、チーム競技なので、
一人が休むと、どーのこーの
一人の持つ、責任が、どーのこーの。
ちょっと待てと、思った。
責任感がないから、休むのではない。
責任感があるからこそ、
悩みすぎて、体調に異変が出たのだ。
行きたくても、行けないのだ。
これは、本人の責任ではない。
そういうことを、言われて、
プレッシャーになって、
それが積み重なって、弾けたから、
試合に行けない、
今が、あるんじゃないんですか？
どういうことですか？
だから、先生が、そういう態度で、
プレッシャーを、与えるから、
試合に行けなく、
なったんじゃないですか？
親としては、今、
言葉で説得するつもりはありません。
当日の朝、起きて、
体調が悪いか、いいか。それだけです。
それしか、ありません。
ぷつりと、電話が切れた。
腹が立つ！！
子どもの、最後の試合を、
一番見たいのは、親だ。
それなのに我慢して、なにも言わずに、
見守ることにしている。
何で先生に、今さら、
そんなことを言われなくちゃいけない。
行けなくなった、本当の理由は。
試合に出て、出来たところを
誉められることはなく。
できなかったことを、怒られ続けるからだ。
上から、叩きつけるように。
それで、面白くなくなった。
休むと、
それが、高校受験の内心に影響する、とか。
チームプレーだから、責任があるとか、
逃れられないよう、
プレッシャーをかけてきた。
それで、体調が悪くなり、行けなくなった。
でもきっと、何を言っても。
チームを強くすることに、必死で。
分からないんだろうな。
子どもが、ついてきてないことが。
ハートに、伝えた。
ごめん、母ちゃん。
先生に、切れてしまった。
何か言われたら、ごめんね。
何を言われても、気にするな。
部活、なんなら、出なくてもいいし。
まぁ、続けてもいいし。
できるように、したいようにどうぞ。
試合、行くなら、連れて行くし。
行けないなら、休んでいいし。
ハートに任せる。
大きい試合は、終わったけど。
まだ、試合はあって、引退もまだみたい。
切れるの、早すぎたかなぁ。
