夏休みの宿題で、
絵を描かなくてはいけない。
次男ムーン中1、末っ子ライト小4。
それぞれ、絵の具を使うけど。
末っ子ライト。
もう、塗りたい色は、決まっていて。
豪快に、絵の具を出す。
ベットリ塗る。
あっ、とか、えっ、とか、言う前に。
済んでいて。
うっ、まっ、いいけど。となる。
で、膨大な背景で、止まる。
もう、いや、止めた。明日。
明日もまた、絵の具を出すなんて。
絶対嫌だ。
片付けないといけないから、
今日、済ませてよ。
言いながら、水をたっぷり含ませて、
伸ばして塗ることを、教える。
対して、次男ムーン。
画用紙の前で、固まる。
何色を塗ったらいいか、分からない。
母ちゃん、どうしよう?
どうしようって、
自分で決めて、塗るしかないでしょう。
だって、失敗しても、塗り直せないよ。
失敗も何も、
大賞目指している、訳でもなし。
何でもいいから塗って、終わらせてしまえ。
母ちゃんには、分からん。
分かりませんとも。
だから、自分で決めなさい。
決まっても、
パレットに色を出す場所で悩み。
筆をバケツで、洗う場所に悩み。
色も、ちょっぴり、出し。
また。悩み。
イライラするから、
いちいち、母ちゃん、どうしようとか、
呼ばないでほしい。
時間をかけて、やっと終わって、
ひと安心だけど。
二人、足して2で割ったら、
ちょうどよくなるかな?
でもやっぱり、ちょうどよい人ばかりの
世界は、気持ち悪いから。
これで、いいのかな?