ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男16歳、次男中学2年生、末っ子5年生との毎日の記録です。

怒っているときは、痛くないんだね。

ハート、中学3年生。
修学旅行、進路希望と、
重要な提出物が続いた。


同時に配られて、提出期限が違った。
修学旅行関係が先で、
進路に関することが、後。


先に、修学旅行に向けて、
必要になる書類の記入が終わった。
でも、進路については、
ハート、本人が書くしかない。


目立つ場所に置いて、ハートに自覚させて、
なくさないよう、
修学旅行の書類と一緒にした。


のが、いけなかった。


修学旅行の書類を、無事提出して。
数日後。


進路希望の締め切り前日。
先生が言った。
重要なものなので、忘れた人は、
取りに帰ってもらいます。


どこに納めてしまったのか。
進路希望の用紙が見つからない。
となると、もう。
素直に、なくしたことを伝えて。
怒られても、1日遅れて提出するしかない。


のに。


重要な書類だと、念押しされてるハートは。
その書類なしでは、学校に行けない。


なんでないんよ!!!


物に、八つ当たりしながら、探す。
探し続ける。
探すことしか、選択肢がなくなる。


そのうち、遅刻する時間になると。
今度は。
時間に遅れて、教室に入れない。
学校に行けない。
という、壁がそびえ立つ。


もう、学校休むね。


母さんより、背が高くなった長男を。
小学生の、末っ子のように。
引きずって、学校につれては行けません。


学校に、体調不良で休むと、電話を入れ。
ハートを家に置いて、仕事へ行った。


仕事が終わって、担任の先生へ電話をした。
朝の出来事を話すと、
修学旅行の書類と一緒に、
白紙のまま、提出してたとの、ことだった。


すぐに、学校へ取りに行った。


早く確認しないで、気づかなくてすみません、
と、先生が言って、
確認しないで、提出して、すみません、
と、母が言う。


進路の紙を受け取り、


書けなかったら、学校で一緒に書きます。


子どもには、
先生が早く確認しなかったから、
いけなかったね、という話をします。


安心して、来てもらってください。


と、2つの、心配事に。
対応してくれると、言ってくれました。
ハートの不安を、分かってくれる。
本当に、いい先生です。



家に帰って、ハートに渡し。


母さんが、確認しなかったからだね。
ごめんね。
先生も、事情を知ってるから、
安心して、学校に行ってね。


書けたら、頑張って書いてみて。
何を書いても、いいと思うよ。
書けなかったら、先生が一緒に書くって。
白紙でもいいから、持って行ってね。


はぁ。
学校に、行けばよかった。


いつだってそう。
学校に行かなかった後で、言う。
後からなら、冷静に。思う。
でもその時は、それしか考えられなくて。
行けなくなってしまう。


数日後、ハートが言った。


怒ってる時って、痛くないんだね。
壁を叩いたけど、痛くなかったよ。


言いながら、軽く壁を叩いてみている。


そうか、母さんが家を出た後で。
イライラを、ぶつけていたんだね。


そうか、痛くなかったのか。


怒ってる時って、それくらい。
異常事態なのか。