末っ子ライト、
4月は、元気に学校へ行っていたのに。
5月の連休明け。
急に、動かなくなった。
車で、連れて行ってよ。
と、言う。
まだ、歩いても、間に合う時間である。
通学班には、おいていかれるけど。
だめ!!
一緒に行くよ!!
運転手の母ちゃんが、歩き出すと、
ライトは、家から見てる。
運転手がいないと、車が動かない。
家から、じっと母さんを見つめ。
ためらうことなく、歩いていくのを見て。
本気かどうか、観察して。
あわてて、走ってくる。
ねぇ、もう、間に合わないよ。
車で行こうよ。
それを無視して、歩く。
引きずって、歩く。
学校まで、歩く。
泣きながら、追いすがったり、
押したり、引っ張ったり、泣いたり。
それでも、歩く。
まぁ、これ。近いから、できるんだけどね。
学校が見えてきて。
歩道橋を渡る。と、着くところまで来て。
その下で、泣きながら、座り込む。
もう、行かない!!
それを、おいて歩く。
けどもう、ついて来ない。
校門まで行くと、校長先生がいる。
子どもたちを、毎朝、出迎える。
ちょっと、話をして。
引き返す。
その、ちょっとの時間、が重要。
迎えに行くと、諦めてるライトがいる。
手を出すと、手をとる。
手を繋いで、歩き出す。
歩道橋を渡って、学校へ行く。
校長先生に挨拶して、離れたけど。
すぐ、母さんの手をつかむ、ライト。
うん、今日は、ダメな日なのかも。
じゃあ、校門に入るまでね。
と、線を引く。
気持ちを、切り替える線を引く。
すると、
いち、に、さんぽ、くらいで校門に着き。
手を離し、手を振る。
いってらっしゃい。
離れた後は、見送らない。
後ろを向いて、振り返らずに帰る。
気持ちを、切り。
甘えれるかも、と、思わせる、
隙を与えない。
そうした、大変な朝の後で。
児童館へ迎えに行くと、
抱っこして。
夜は、母ちゃんと寝る!!
学校へ、車で送っては、ないけど。
母ちゃん、一緒に行こ!!
歩いて、送っている。
強弱ありつつも。これ。
1ヶ月、続いてます。
まだまだ。
年齢を、考えるに。
最後の赤ちゃん返り???
今を逃すと、
体ごと、甘えてくれる日は、
この先、なくなるんだろうね。
そう思うと、
最後の親孝行かな?
9歳。
体力の続く範囲で。
しっかり、甘やかそうと思います。
でも、もう、重いし。
ちょっと、たいへんかな。