ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男16歳、次男中学2年生、末っ子5年生との毎日の記録です。

最後のあいさつ

次男ムーン、春から中学生になった。
小学校とは、通学路が全く違う。


その、小学校の通学路で、
よく、挨拶をしてた、おばあちゃんがいた。


ムーンは、大人から話しかけられて、
恥ずかしがらず、ハキハキ答える。
だから、好印象を持たれることが多い。


いつだったか、友達の家に遊びに行った
帰り道で、白菜をいただいたこともあった。


毎日の挨拶、ふたことみこと、交わす会話。
それが、6年間。
長くて、短い。そんな、6年間。


家の前を通る、たくさんの小学生のひとり。


卒業式まえの、最後の下校の時。
おばあちゃんは、
家の前で待っていてくれた。


ムーンは、下校の班の人たちに、
先に行ってもらって、
おばあちゃんと、話をした。


小学校生活のこと。
これからの、中学校でしたいこと。
そして、お礼を言って、帰ってきた。


しっかり、最後のお別れをした。


長男には、こんなことはなかった。
きっと、へんに、冷めて大人を見てて。
無難な、会話の続かない答えを返す。


末っ子にも、こんなことはないだろう。
恥ずかしがって、くねくねして。
うまく、答えを返せず、会話にならない。


ムーン、これからも。
この才能を、如才なく発揮して。
生き難い世を、生き抜いてほしい。


バカでも、素直で明るいところが。
愛されますように。