ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

自転車通学

ある日、仕事から帰ったら。
次男ムーン、にこにこ顔で言った。


今日ね、学校から家に帰るのに、
2時間くらい、かかったよ。


はいっ??


ゆっくり歩いたって、40分くらい?
自転車でとばして、10分??
それくらいの距離を、2時間???


何があったの?



お隣の同級生の男の子は、
自転車に乗り慣れてなくて、
親子で話し合いの結果、歩いて通学している。



1番仲良しの男の子は、
いつも自転車を乗り回してる子で、
待つことが苦手。


ライトは、自転車に乗り慣れてないながら、
頑張って漕いで行っている。


この3人で、学校を出発した。



待つことが苦手な子は、
ぴゅんと、1人だけ走って行って、
1人が暇で、2人のところに戻ってくる。
を、繰り返す。



ムーンは、早く漕げないから、
ついて行けずに、置いてけぼり。
仕方ないから、歩きの子の、ペースに合わせ、
ゆっくり漕いで行く。


帰る途中で、3人のうちの1人が気付いた。


あっ、明日の時間割りを書き忘れた。
ねぇ、書き写させてよ。


運良く、3人は同じクラス。
時間割も一緒。


でも、確認していると。
3人とも仲良く、書いてなかった。


慌てて、学校へとUターン。


学校で時間割を書き、再度出発。


また、待てない子が先に行き、
暇になって、戻ってくる、を、繰り返し。
ムーンは仕方なく、
歩く子に合わせてゆっくり帰る。


途中で、四つ葉のクローバーを探したりと、
道草もたっぷり楽しんで。


帰ったら、2時間たっていたらしい。


それぞれ、発達に違う凸凹のある3人。
人に合わせて行動することは、苦手だけど。
独りは寂しいので。
合わせれるところだけ、合わせたら。
とっても楽しすぎて。
2時間もかかる下校になりました。


話を聞いて、爆笑してしまった。


まっすぐ帰ったあと、遊びなさい、
と、大人として小言も言ったけど。
さんざん笑った後に、説得力はあるのか?


私が子どもの頃は、家に帰らず、
さんざん学校や下校途中に遊び倒して、
家に帰っていた。
小学生の頃の話だ。


今の小学生は、集団下校で、
大人の見守り隊に、見守られての下校。
まっすぐ帰るのが、普通だ。


そう思うと、
小学生の頃に出来なかった遊びを、
中学生になって、やり直している。
とも、とらえられる。


うん、よくやった。
と、内心で思いつつも。


大人としては、ちゃんと。
まっすぐ帰りなさい。
そう、言わなくてはと、思う。


子どものうちに、しっかり遊んでほしい。
でも。後悔のないよう、勉強してほしい。
しっかりヤンチャしてほしい。
でも。怪我はしてほしくない。


大人って、欲張りで困る。