まだ長男ハートが小学校の高学年で、
末っ子ライトが、年長か1年生の頃。
子どもたちは、ベイブレードで遊んでいた。
長男ハートには、同い年の従兄弟がいて、
同級生の間で、流行っていた訳ではなく、
その従兄弟と、遊んでいることが多かった。
これが、最強だからとか、
キャラクターが好きだからとか、
いろんな理由で、買った覚えがある。
でも、どれがどれやら、
親にとっては、見分けがつかない。
そんな折り、実家の母から電話があった。
ベイブレードで遊ぶため、
よく、従兄弟と実家に集合して遊んでたが。
その時、従兄弟に、末っ子ライトが、
ベイブレードをもらったらしい。
小さい手で、お兄ちゃんたちに加わり、
頑張るライトの面倒を、
従兄弟が、よく見てくれていた。
そんな中で、
自分が今、使っていないのを、
譲ってあげたくなったみたいで。
それ事態は、悪いことではないし、
無理をしてる訳でもないみたいだから、
止めなかったけど。
お金のかかっているものなので、
親同士で、ちゃんと話をするように。
とのことだった。
妹に、すぐ電話をし。
子どもにも、しっかり、
話を聞いてもらって。
値段も、そう高いものでもなくて。
本人が今、使ってなくて。
可愛がってる子に、あげたいと思った。
お兄ちゃんの気持ちになった、
そんな子どもの気持ちを、大事にしよう。
そういう、ことにした。
そんな従兄弟も、中学生になり。
末っ子も、小学校中学年の生意気盛り。
一緒に遊ぶことは、なくなった。
でも、ベイブレードを見るたび、思い出す。
小さな従兄弟を、かわいいと思い。
一生懸命、ベイの回し方を教えてくれたこと。
それに、喜んで、お兄ちゃんと呼び。
頼りにしていた、末っ子のこと。
by タカラトミー