ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

次男、卒業

卒業式、数日前、学校から。
連絡メールが入った。


制服のボタンが取れたり、
ネームがついてなかったり、
する子がいます。


卒業式前に、確認してください。
学校でもまた、確認します。


ボタンは、大丈夫だけど。
ネームは、机に置きっぱなし。


次男ムーン。
ネームを見て言った。
こんなところに、あったんだ。
探してたんだ。


すぐに、制服につけてね。
はーい。


と、いうやり取りをして。
すっかり、安心したのが、いけなかった。


卒業式、前日。
学校から、電話があった。


ネームがないです。
子どもに伝えて、様子を見てましたが。
明日、卒業式なので。
電話が終わったら、すぐに。
制服にネームを、つけてあげてください。


あぁ、恥ずかしい。
しっかり返事するから、
ちゃんとしてると、安心してた。


明日は、卒業式なので。
安心せずに、目で見てチェックした。


こんなの、ムーンくらいだろう。
と、思っていたのに。


大丈夫よ、母ちゃん。
クラスの半分くらいは、
ネームなかったから。


いや。
よけいに、大丈夫じゃないような。
でもそう、
ムーンの学年は、
そういう学年でした。
忘れ物の、ない日がない。
先生の頭を悩ませる。


そんな、ムーンも。
ムーンの、同級生、みんな。
立派に卒業しました。


みんな、ネームがついてました。


先生の電話の、努力の賜物です。
本当に、ほんとうに、
お世話になりました。


最後の、最後まで。


長男ハートの、卒業式。
コロナで短縮された、初の卒業式。
そして、ムーン。
慣れたもので、3年目の短縮。


椅子も、体育館いっぱいに。
ソーシャルディスタンス。
今まで、どうやって。
あの人数が入ってたのか。
分からないくらい、見慣れてしまった。


来賓、1人。紹介のみ。
卒業生、入場。
国歌、斉唱。
校長先生の祝辞。
卒業証書、授与。
在校生唯一の出席者の祝辞。
卒業生の答辞。
校歌、斉唱。
卒業生、退場。


祝電は、紹介なしで。
掲示されてるのみ。


在校生は、映像で、見るのみ。


でも、2年前は、閉校されてて。
在校生の、登校もなかった。
お別れすらも、できなかった。


雨天のため、見送りが外で出来ず。
廊下を歩いて、在校生とお別れした。


保護者は、校舎内へは入れず。
玄関で、出迎えた。
そこで、写真タイム。


その間、低学年は校舎内から、
6年生に手をふり。
ワイワイ、していた。


以前はその後、謝恩会があったらしいが。
2年前から、コロナで中止。
末っ子の頃は、復活してるか。
そのまま、省略されるか。


コロナ後の世の中は、
何を残して、何を無くすのか。
大切なものを、取捨選択する、
チャンスかもしれない。