早起きは、三文の得。
早起きは、三文の得。
テレビから、この言葉が流れてきた。
「三文」って、何??
6年生、次男ムーンが聞く。
何か、前にも同じこと、聞かれたような。
と、思って答えずにいたら。
僕、分かる!!
3年生、末っ子ライトが、手をあげた。
そして、鬼の首を捕ったかのような、
勝ち誇った顔で。
教えてあげようか?
あっ、これはいけない。
そうだね、前も同じこと聞いたよね。
三文って、昔のお金の単位だよね。
慌てて、言ったけど。もう遅かった。
アホ、アホ、アーホ。
末っ子ライトが、はやし立てる。
ここのところ、ケンカばかりの二人。
仲良く遊んでは、ケンカを繰り返す。
次男ムーン、
言葉に対する興味が薄いのか。
小さい頃から、語彙力に問題あり。
普段の会話は、ギリギリ支障はないが。
国語の教科書を読むと、
なかなか、すごい間違いをしてくれる。
それを、知ってたのに。
無駄な間を、作ったために。
ライトに、バカにされる隙になった。
ムーンはアホじゃないよ。
母ちゃんの手伝いを、一番してくれる。
一番助けてくれる、優しい子だよ。
アホ発言を、否定だけすると。
ケンカするに任せた。
破壊しない、程度なら。
親が口を挟んでも、止まらない。
挟まなくても、気がすんだら止まる。
耳を塞いで、ほっとくに限る。
仲直りする、きっかけが、どこなのか。
いまだに、分からないけど。
知らん顔してると。
いつのまにか、仲良く遊んでいる。
子どもの世界は、本当に不思議だ。
とりあえず、末っ子ライトが、
兄のムーンを、下に見ることがないように。
親がライトを、兄として扱わなくてはと思う。
失敗が、かわいすぎて、
つい、小バカにした、対応をしたりとか。
気を付けなくてはなぁ、と、思う。
学校では、最高学年として動くムーンを、
すごいぁ、と、言ってますよ。
とは、先生の教えてくれたこと。
そうあってほしいのは、母の願い。
将来、助け合える兄弟であってほしい。
でも。どう育てば、そうなるのか。
分からないけど。しっかり見守りたい。