ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

距離をおくこと

距離をおくことって、言っても。
感染予防の、ソーシャルディスタンスではない。
親子の、距離感だ。


長男ハート、中学一年生。
母ちゃんが何を言っても、ハイと言わない。
からかうように、踊ってくる。
無視しない所が、反抗期とはいえ、
かわいいと言えるが、かわいくない。


サッカー部に入部して、毎日出る洗濯物。
それを、出しもしないで、呆けとる。


最初のうちは、ハートに聞きながら、
母ちゃんが鞄から出し、洗っていた。


でも、いつまでも、それじゃいけない。


洗って欲しいものは、
自分で籠に入れなさい。
入れなければ、洗いません。


宣言したって、素直に言うこと聞きません。


はい、これでいい!!


部活の鞄ごと、籠に突っ込む。


鞄は?洗うの?

鞄も!!

スパイクも?

スパイクも!!

スパイク入れる袋も?

袋も!!

服も靴下も全部?

全部ぜんぶ!!


いや、洗濯機では、洗えませんから。


とりあえず、鞄から出して!!
鞄から出さないと、洗いません。


すると、鞄のものを、全部、
籠の中に、ひっくり返す。


仕方がないので、洗えないものを避ける。


毎日が、こんなことの繰り返し。


そして、毎日使うものは、夜に洗って、
朝までに乾かし、朝、持っていく。


そんな、朝の準備を手伝って、
たたんで渡したのだけど。


その日、帰って来たハートが怒っていた。
忘れ物があって、
部活に参加できなかったらしい。


母ちゃんが渡したら、
それで全部って、思うし。


母ちゃんが悪いんですか?
手伝わなかったらいいの?


手伝うのが悪い!!


じゃあ、自分で準備してよ。
と、言いながら。
乾いた、部活で使う洗濯物を渡すと。


苛立ったハートが、それを投げる。


そう、いらないのね。
と、言いつつ。
ハートのものを入れる、籠に入れたのだけど。


いらないのね。
に、引っ掛かってしまって。


苛立ったハートが、物を投げつけ始めた。
このまま、エスカレートして、
手が出る喧嘩になったら、
絶対に母ちゃんは負ける。
負ける前に、退散せねば。


と、鞄と鍵をもって、家を出た。
さぁ、ドライブだ。


時は夜。


次男ムーンは、連れて行きたかったけど。
1人が寂しい、ハートに丸め込まれた。


末っ子ライトは、空手に行っていて、
父さんは、送迎で出ている。


ご飯だけは、炊けているから、
夕飯は、適当に食べさせてくれるだろう。
レトルトのカレーがあったはず。


だから、子どもが寝静まる、
夜9時まで、家に帰らなかった。


真っ暗な、夜の田舎道で。
頭がどんどん、冷えていく。


子どもっぽいことを、してしまった。


距離を置くのに、
わざわざ、車で家をでることもなかった。


帰ったら、もう少し、優しくなれるかな?


いや、また、
反抗期のハートとの、ケンカは続くのだ。


でも、ちょっとは、優しくできるかな?