ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男16歳、次男中学2年生、末っ子5年生との毎日の記録です。

お小遣いの使い方

放課後児童デイで、遠足があった。公共の場でのマナーを学ぶこと、などが目的。



末っ子ライト、小学5年生。動物園を、とても楽しみにしていた。



始め、お弁当持参で、ジュースなどを購入できるよう、お小遣い300円だった。でも、天気予報によると、雨が降るかもしれなくて、気温も下がりそう。なので、レストランで食事になり。昼食込みのお小遣いが、1200円になった。



寒いから、ラーメンとかうどんとか、食べてるかなぁ、なんて思いながら、迎えに行くと。



母ちゃん、見て。可愛いでしょう、550円だった。おみやげで買った。



すぐに、ごきげんで、かわいいバクの根付けを見せてくれた。



おひるはーーー?!!



と、心で叫びつつ。かわいいね。いいの買えたね。お昼ご飯は、何を食べたの?
と、聞くと。



あまり、お腹がすいてなかったから、おにぎりにした。



寒かったから、うどんとか、ラーメンとか、欲しくなかった?



でも、うどんもラーメンも、高いんだもん。お土産が買えなくなっちゃう。



入園するとき、売店で、可愛い根付が目に入り、値段を確認。それを、絶対に買うと、どれだけ使えるか。頭で計算しつつ、お昼ご飯を、おにぎりにしたらしい。



そして、途中の売店で。まだ使えるなと計算して、大好きなプライドポテトを買って食べ。最後に、絶対に買うと最初に決めていた、おみやげを買い。


最後の最後に、110円のラムネを買ってる子が多く、お財布を確認して、まだ買えたから、買ってしまったのだそうだ。


残金、数十円。


算数は、好きじゃないけど。お小遣いを、どう使うかの計算は、とても良くできるらしい。大人の希望とは、全く違う使い方には、なったが。でもちゃんと、持ってるお金を計算して、買い物できてるのだから上出来だ。

キムチ鍋

長男ハート、16才。中学校を卒業して、家にいる。僕は、出ようと思ったら出れるから、気が向かないだけだから、引きこもりじゃないと、言い切る男。世間ではそれを、引きこもりと言う。



お小遣いでおやつを買うため、一緒に100円ショップへ行った。すると、キムチ鍋の出汁を持ってきた。今どきは、こんなものまで百円であるらしい。



給食で食べて、美味しかったんだよね。食べたいから、作って。



いや、ハートが作ってよ。と、試しに言ってみたが、無理だった。



小学生と中学生の弟たちは、キムチ鍋は無理そうだから、小さな鍋に、キムチ鍋といつもの鍋を作った。そしたら、キムチ鍋。思ったより辛さが残らず、美味しく食べれた。



ハート、これ、残った汁にうどんを入れて食べたら、絶対に美味しいよ。明日のお昼に、うどんを買いに行って、食べたら?と、言ってみると。いいねー、と、乗ってきた。昼は、夜勤の父さんがいるから、一緒に作って食べるよう、アドバイス



本当に、作る気になったらしく。うどんを2つに分けるのは、どうすればいいかとか、作ったことのない子が聞くようなことを、聞いてきた。そんなの、商売じゃないんだから。家では、目分量で、適当に決まってる。変なところを、気にする。



次の日、仕事から帰って聞くと。うどんは、父さんに車を出してもらって、買いに行き。キムチうどんは、ハートが作ったらしい。それは父さん、感動で、美味しさ倍増だったことだろう。母さんも、食べたかった。



ああ、本当に、おいしそうだ。



次は、休みの前の日に、キムチ鍋作るかなぁ。うどん、家族全員分、5人前!!となると。やっぱりハート、作ってくれないかなぁ。



ハートのキムチうどんが食べたい。

面倒な人。分かるよ、その気持ち。

親子って、どうしても性格が似てしまうのか。子どもは、同級生に、苦手な女の子がいて。母も、その母に保護者会で困ったことがあって。うんうん、分かる分かるって、思いが通じた話。



次男ムーン、中学2年生。大人受けのいい性格。いわゆる、表面上のいい子。先生に勧められ、現在、生徒会の副会長をしている。長男に言わせれば、そんな雑用、先生にゴマするやつが、するもの。長男には全く、縁がなかった。


そろそろ、その、生徒会が改選時期。立候補者を募っている。でも、思春期特有の、揺れ動きあり、同調圧力ありの微妙な時期。立候補者は、でてこない。だから毎年、先生と生徒会で、候補を上げて、説得をしていく。


そんな中で、先生と現生徒会長から、次の会長にムーンの名前が上がった。でも、生徒会なんてもの。できるだけ、いろんな子に経験してほしい。なので母は、辞退を勧めた。なので、会長に立候補するよう、してくれそうな子に説得していった。


そして、立候補したのが、ムーンが苦手とする女の子。押しが強すぎて、苦手。と、ムーンが言う子。


すると先生。ムーンに対立候補になるよう、更に押すらしい。来年は、生徒会経験者の会長がいいんだとか、もっともらしい理由を言いながら。ムーンに会長にならないなら、会長になった子の面倒を見ろだとか、言ってくるらしい。


ん?!先生も、苦手??


ムーンに、その子の母の癖のある性格を思い出しながら、こんな人じゃない?と、1つ1つ確認していくと。うん、母と全く同じ性格。似るもんだね。



私に似たムーンも、苦手というのも、よく分かる。押しが強いとは、よく思いついた。そんな、かわいいもんじゃないけど。そう言えば、角が立たない。



それなら、生徒会長になったその子の面倒を見るより。自分が生徒会長になって、付き合いやすいメンバーに執行部に入ってもらったほうが、楽じゃない?生徒会長に立候補して敗れたら、その時は生徒会の面倒は見ないよと、先生とハッキリ約束して。



と、言うわけで。対立候補になることに、なりました。


面倒を避けるため、あえて面倒を引き受けさせた話。



合わない人と付き合うほどの面倒はないという話。



親子は良く似るという話でした。

いつも、あたふた。

次男ムーンは、気遣いやさんの中学2年生。本当に、いろんなことを心配してくれる。
自分の身の回りには無頓着で、やりかけて忘れたことが、部屋中にばらまかれているが。まあ、それは仕方ない。


次男ムーンの習い事で、夜ご飯が遅くなった。


末っ子ライト5年生は、小さい頃からお兄ちゃんと夜寝てくれてたが。4年生の冬に、学校へ行き渋るようになってから。母さんと寝て、寝る前に、母さんと話をする時間を作ることで、スムーズに学校へ行けるようになった。


もう、高学年なので、別の形で時間を作らなくてはいけないと思いつつ。日々の時間の中では、兄に負ける傾向があるらしい。末っ子も、気を遣うのだ。


そんなわけで、夜、少し遅くなって。あわてて、チャチャッと、夕飯のテーブルだけ片付けて。さぁ寝るよって、声かけると。ライト、ゲームしてて。


ちょっと、待って。


はあっ!?ゲームは、8時半で終わりでしょう!!


約束の時間過ぎてるのに、ゲームをしてたことに、母、激怒。ゲームは、すぐにはやめれない。そんなことは、分かっている。分かっているからこその、8時半で終了して、少し猶予期間を設けてるのに。遥かに過ぎて開始してたら、怒らないわけにいかない。


知ってるけど、でも、今は、ちょっと待って。


待てない、先に寝るね!!


じゃあいい!!僕、ここで寝る。


去る母と、リビングで拗ねる弟。間に挟まる、次男ムーン。


ねえ、今日はボクと寝ようか?そこで寝ると、寒いから、風邪をひくよ。


心配してくれる、ムーンの声が聞こえるけど。自閉傾向ありの、ライトは、テコでも動かないだろう。 


夜中に帰ってくる、父ちゃんに踏まれるよ。びっくりするよ。怒られるよ。一緒に寝ようよ。


いろいろ、説得してくれる声は聞こえるが。動かないだろうなぁ。諦めて、自分の寝る部屋へ入る様子。



少し時間をおいて、リビングへ行くと。入口の戸に、張り紙があった。ムーンの下手くそな字で、父さんへのメッセージ。


とうちゃんへ。ライトが寝てるから、ふまないように、きをつけて。


必死で考えた、ムーンの気遣い。本当に、心配をかけてしまった。


リビングへ入って、ライトに声をかける。怒ったことには、一切触れず。


ライト、寝るよ。行こう。


ライト、すっと起きて、トットと寝る部屋へ先に入って行った。まだ、怒ってるようで。母ちゃんも入れて、と、布団を引っ張る。しばらく引っ張り合って、じゃれてから、寝た。


二男ムーンは、いつも間に入って、いい仕事をしてくれる。当たり前みたいに。だからこそ、忘れがちだけど。忘れちゃいけない。


ムーン、昨日はライトの心配をしてくれて、ありがとう。あの後、呼びに行って、母ちゃんと一緒に寝たからね。


朝、声をかけると。


よかった。


との一言。


いつも、あたふた。心配してくれるムーンに、感謝。

鮎の塩焼き

子どもたちが通う、小学校では。5年生で、春に鮎の稚魚を放流して、秋に、鮎の塩焼きを食べる。


長男ハートは、小さい頃から魚が好きで。イベントでヤマメや鮎の塩焼きを販売してると、すぐ欲しがって、本当に頭と骨しか残さず、きれいに食べる。たまに、鮎などの川魚をもらっても、その他魚を食べるときも、一番キレイに食べるのは、長男だ。



その、長男ハートが5年生のときは、あいにくの雨だったが。体育館で、鮎を焼いてもらい。男の子の多いクラスで、よく食べる子が多く、調子に乗って、5匹食べて帰った。これ、給食の後の時間。だから、家では夕飯を、ほとんど食べなかったのを覚えている。



次男ムーンの時が、ちょうどコロナ1年目で、稚魚の放流も鮎の塩焼きも、なかった。



末っ子ライト、今年5年生。魚を食べるのが苦手で、どうかなぁ、と、思っていたが。川の横の広場まで行って、鮎漁の話を聞き。外で、鮎を焼き。雰囲気とか、友達と一緒の環境とか。いいことがたくさん重なり。



あんなに美味しいとは、思わなかった。と、3匹も食べて帰った。



体験は、本当に大切だと思う。



これから、ライト。魚の美味しさを知ったから。食べるのが、どんどん上手になるだろう。


家では、めったに、骨付きの魚が出る事は、ないけど。


だから次男ムーン、いまだに、骨付きの魚を見ると、プチパニックになる。



環境も、とっても大事だ。
でも、どうしようもないこともある。家だけでは、できることは限られる。


だから、素敵な体験を用意してくださる、学校と漁協の皆様に、感謝。

靴下の右と左

末っ子ライト、小学5年生。社会見学があった。


今回、母には嬉しい、子どもも喜ぶ、豪華お弁当付き。他にも、事前に、パンフレットや資料、お土産がセットされたトートバッグが送られてきて。事前にお勉強をしつつ。当日は、ランドセルではなく、トートバッグに必要なものを入れて登校。



この、いつもと違うトートバッグに、ライト、引っかかった。だいたい、楽しみな行事のある日は、元気に走って登校するのに。


僕ねぇ、トートバッグが恥ずかしいから、車で送って。


訳が分からない。5年生みんな、トートバッグなのだから、恥ずかしいことなどない。でも、この、いつもと違うに、引っかかるのだから、理解できなくても、引っかかってる以上、仕方ない。車で送れば行けると、言うのだから、車で送るしかない。



当日は、学校から出ての見学。ズボンは、穴のない、ものを用意。制服は、ボタンが取れてないもの。シャツも、なるべく、習字の墨のシミや、絵の具のシミがなく、穴の空いてないもの。探して選んで用意した。


水筒にお茶を入れ、トートバックを持って、車に乗り込む。学校に着いて、車から降り、校門まで車から見守る。


行ってきます!!


元気に飛び出した、後ろ姿を見ると。靴下の長さが、右と左で違う。


色は、確かに紺だし。同じで。でも、寒がりなので、しっかり上に伸ばした靴下の、右と左の長さが違う。


もう、呼び止めて家に帰るわけにもいかず。きっと、登校時間がズレたら、また、行くのが嫌になる。しかも、ここで靴下の長さを指摘したら、本人が気にし始め、拘って、面倒くさいことを言い始めるかもしれない。


静かに見送るしか、選択肢はない。


きっと、そんな細かいこと、誰も気にしない。そういうことにしておく。


いちばん大事なのは、元気に行って、元気に帰って来ることだ。

自閉症だから

前回、カウンセリングへ行った時の話。


長男ハート、16才。中学校卒業前に不登校になり。学校へ行きたくない状態で、受験に取り組めるはずもなく。現在、家で充電中。月に一回、カウンセリングへ行っている。


前回は、行く時間に子どもの目が覚めず。母が一人で行ってきた。で、子どもと一緒の時には、できない話ができ。こんなことがあっても、いいかぁ、と、気楽に考えている。


長男ハート、家にいる時間が多すぎて。時々、末っ子ライト、5年生を執拗に虐めることがある。その時の、対応についても、話せた。


喧嘩になると、自分の正当性を主張して、必ず曲げない。この傾向は、兄弟3人とも、持っているのだけど。どうしようもないので、最後に、でも母さんは、こう思うよ、と、伝えて、終わりにする。どちらが正しいとか、そういうことは脇において。モヤッとした感じのまま、流して終わる。



そのことを話すと。


それは、自閉症だからなので。お母さんの思いを伝えるのはいいと思うけど。それを、どうにかしようとかは、思わなくてもいいです。


そっかぁ。つい忘れてるけど、自閉症の傾向も持ってるのか。そう思うと、少し、ほっとした。


だだ、頑固になるには、ちゃんと原因があるはずだから。時間のあるときだけでいいので。原因を、きちんと聞いてあげると、本人も、安心すると思いますよ。


とのこと。そういえば、長男ハートとは、ゆっくりと話を聞くことは、成長とともに少なくなっている。次のトラブルのときは、ゆっくり話を聞いてあげれるといいな。


家ではこんなでも。友達とのトラブルは、あまり聞かない。友達が優しいのか。本人が我慢するのか。多分、その両方があって、うまくいくから友達なのだろう。


家で甘えるくらいは、受け止めてあげたいけど。その余裕を持つのは、なかなか難しい。