自分の職場環境の変化。
体調の悪さなどで余裕がなく。
旦那の相手を、しないでいたら。
ある日、子どもが寝た後で。
旦那が、離婚だと騒ぎだした。
子どもが大人になったら、離婚しよう。
そんな、遠い話。
なぜ、今言う???
しかも、離婚を決めたあと。
家族でいれるほど、器用な性格、
してないんだよな、旦那は。
絶対、家に居れなくなるよ。
どうやら、金だけ送って、
車で生活しようとしてるらしい。
いや、それは、
家族の役割を果たしてない。
それなら、離婚した方がマシだ。
離婚して、養育費もらって。
その方が、すっきりする。
どうせ俺なんて、要らないんだろ??
と、拗ねてるだけなのだ。
どうせ、金だけあったら、いいんだろ。
金だけが目的で、父親なんか要らないだろ。
金だけなら、養育費だけでいいし。
そんなこと、離婚しない理由にならない。
それ以前に、子どもには、
父親が必要でしょう??
静かに、旦那を見つめて。
無視させてもらった。
これでは、何を言っても、伝わらないだろう。
それから、冷めた日々を送りながら。
ある週末、子どもは実家で、私は仕事。
旦那が家で、留守番してた。
家に帰ると、旦那が待ち構えてて。
パチンコで、ちょっとだけ勝ったから。
久しぶりに、外食しようと言う。
その、車の中で。
じいさん、連れて帰ってるよ。
と、言われた。
旦那は。幽霊を見てしまう人で。
私は、見たことのない、怖がり。
で、その、おじいさん。
外出したら、ついて出て、
離れるかと思ったけど。
家に、残ってるらしい。
それが、目的の外食???
私をずっと見てるから、
私が、どこかで拾って帰ったらしい。
最近、家によく、
よくわからないのが、出入りするらしい。
でも、それらに害意はなく。
子どもがいるときは、隅にしかいない。
でも、今は、子どもがいない。
そして、じいさんは、いい感じがしない。
でも、私は、見えない人だから。
言われなきゃ、平和な夜なんだけど。
と、言うと。
初めて、見れるかもね。
そんな初めて、要らないんだけど。
そんな家でも、帰らないわけにはいかず。
車を車庫に入れていると。
旦那が、突然、急ブレーキ。
あぁ、ビックリした。
そうか、いたのか。
こういうときは、聞いてはいけない。
黙って、察するのみ。
今日は、1人になりたくないから。
風呂は、止めとく???
聞かれたけど、それも、イヤだ。
仕事でしっかり、汗をかいてる。
で、久しぶりに、一緒に風呂に入った。
そして、久しぶりに。
一緒の部屋で寝た。
布団は、別々だけど。
何事もなく、眠りについたのに。
ふと、首筋に、
フワッと何かの気配が。
ゾワゾワゾワッと、した瞬間。
体が固くなり、動かなくなる。
俺だよ、俺。
そうか、旦那か。
と、思って、
びくついた体の力が抜け。
目が覚めた。
と、旦那は。
離れた布団で寝ている。
再び、ゾワッ。
慌てて、時間を見ると。
午前4時。
もうすぐ、夜が明ける。
もうすぐ、夜が明ける。
言い聞かせたけど、やっぱり無理。
なので、遠慮なく。
旦那の布団に、潜り込んだ。
と、旦那の体が、
ビクリと動く。
良かったぁ。
ついに、現れたかと思ったぁ。
いや、でも、私に現れたのです。
そして、目が覚めた旦那と、話をし。
久しぶりに、夫婦の時間を持った。
それから、仲直りをして。
と、言うほど、世の中は甘くないけど。
それなりに、仲良くやってると思う。
信じてくれなくても、
旦那に騙されてると思ってくれても、
何を思われても、どうでもいいけど。
まぁ、ちょっとだけ、不思議な話。
でした。