ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

海に憧れていたけど

海を臨む岬。
海の見える部屋。
貝殻、鮫の歯、削れて丸くなった硝子。


今週のお題「住みたい場所」


山育ちの私は、海に憧れた。
海の近くに住みたいと思った。


でも、憧れは憧れにすぎず。


遠くから見る海は、美しく。
子どもを海水浴にも、連れていく。
嫌いなわけではない。


ても、水族館の魚を、綺麗と思えず。
海に見える魚の影は、恐ろしく。
海の深さも、神秘的というより、恐怖だ。


山で育ったから、仕方がない。
海を身近に感じれず、育ったから。
海は、本当に怖いのだ。


今は、安心できるこの、山の近くで。
変わらぬ日々を、送りたい。


子どもを育て、見守り。
やがて旅立つ子どもたちが、帰る場所。


日本中を、旅する生活に
憧れたことも、あったけど。
家なんか要らないと、思ったことも。


また、車を運転したくない、一心で。
都会に暮らしたい時期もあった。


それでも結局は、山間の田舎を選び。
暮らしている。


いつか、引っ越すとしても。
似たような景色を選ぶ、自信がある。


人は、幼い頃に見た景色を、
愛するようになる。
そう、聞いたことがある。


だからもう、そういうものなのだ。