長男ハート。
中学の部活で、サッカー部に入った。
子どもの習い事なんて、
親の思い通りにはならないと、
思い知ったのは、ハートが1年生の時。
保育園の時から、水遊びが大好きで。
プールで、楽しく泳いでいたので。
水泳教室に入れようと思ったら、
新しいことに対する、拒否反応がひどくて、断念。
いつも元気に走り回ってるから、
サッカーなんかさせたらと、思ってたけど。
同じ理由で、少し成長するのを待ってたら、
1年生の春に、左耳の聴力がなくなり。
団体競技をさせるのは、あきらめた。
そして、3年生になり。
1年生になった、次男ムーンと一緒に、
水泳教室に、通い始めたが。
どんどん、成長し。
育成クラスにまで進んだのに、
なぜか、楽しくなさそうに、なっていき。
記録会に出場し、自己新記録まで出したのに、
なぜか先生に、応援態度を叱られて帰って、
2度と行きたくないと、落ち込んだ。
ちょうど同じ頃、
末っ子ライトが、1年生になり、水泳を始めたが。
最初、楽しそうだったのに。
クラスが進んで、先生が、変わったとたん。
号泣して、通えなくなった。
ライトが素直に、先生への不満を言うから、
今まで、我慢していた二人も、
堰を切ったように、不満を言い始め。
ハートは、パニックを起こし、
通えなくなって、やめた。
ムーンは、苦手な先生を避け、
どうにか続けているが。
教室に対する、不信感はぬぐえないから。
やめたがったら、やめる予定。
ハートがプールを始めた頃、
従兄弟が空手を習ってたから、見に行ったけど。
苦手な子がいる、と、言うから、断念。
そして、末っ子ライト。
長男ハートに似て、元気に走り回るから。
この子こそ、サッカーだと思い、下調べしたのに。
いつの間にか、友達に誘われ、
空手をすることになっていた。
ここで、空手がくるとは、思ってもなかった。
ハートこそ、左耳の聴力がないから。
個人競技の、陸上部かなぁ、と、思ってたのに。
走る意味が分からないと言って、
ボールを追いかける、サッカーを選んだ。
きっと、たくさん苦労をする。
だけど、きっと、自分が好きで選んだんだから。
頑張ってくれるに違いない。
心配は尽きないけど。
ずっと、子どもにしてほしいと思ってたサッカー。
素直に喜んで、応援しようと思う。
本当に、思うようにはならないけど。
斜め横から、期待に応えてくれたりもする。
だから結局、育てたようには、育っているのだ。