長男ハート、年少の冬から年中の春。保育所に行きたくなくて、なかなか行けなくて、毎朝、困っていた。
次男ムーンが泣いた日 - ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記
保育園に行かない、それでも、迎えに行くと、帰りもグズグズ、母さんの言うことを一切聞かない。
押しても、引いても、何しても、時間がかかる。
朝のために、前日先生から、明日は⚪⚪するから、おいでね、と、声をかけてもらい。帰りのために、先生が見守ってるから、まっすぐ帰るんだよと、言ってもらい。何回かは、駐車場の見える窓から、手を振ってくれた。
本当に、いろいろ工夫したけど、なかなか、すんなりいかないことも、多かった。
そして家でも、パニックになることが多かった。理由は、忘れたけど。色んなところで引っ掛かって、パニックをおこした。
そんな中で、ある日、ハートが言った。
かあちゃん、仕事やめないで!!
その時、コンビニでアルバイトしていて、収入しただけ、保育料で持っていかれる生活だった。今なら、無料だけど、当事はまだ、有料。だから、収入をあげるため、転職を考えていた。
ゆっくり、話を聞くと。ハートは、コンビニで仕事をしている、母さんを見て。
ボクも保育所に行かなくてよくなったら、母さんとコンビニで仕事をしよう。そうしたら、ずっと、母さんと一緒にいられる。
と、思っていたらしい。それが、母さんが仕事を変わると、予定が狂う。と、怒っていたのだ。
なんて、かわいいことを言ってくれるんだ。
この時、とっても嬉しかったのを覚えている。保育所の行き帰りの駄々も、日々の家でのパニックも、本当にひどくて。長いトンネルのように感じていた。でも、母ちゃんと一緒にいたい、というハートの言葉は。大変さを清算してもお釣りのくるくらい、嬉しい言葉だった。
この後、どこで、どんな仕事を、いつから、したいと思ってるか、丁寧に、やさしい言葉で話した。
そして、徐々に、ハートの生活も、落ち着いていった。
こんな、かわいらしいハートの言葉があるから。母さんイコール鬼扱いの、小学生時代も、見守ってこれた。
母さんも、子どもからたくさんの大好きをもらって、頑張れる。