ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

2分の1成人式を迎えた次男

10才になる、小学4年生の、次男ムーン。学校で、2分の1成人式があった。

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校長先生から、2分の1成人式の証書を一人ずつ渡してもらった。小さい頃の写真を貼って、記念の色紙を作った。

そして、親子で用意した、手紙を交換した。

ムーンは、がんばり屋の、のんびり。でも、理解が追い付かなくなると、後ろにひっくり返り、体を突っ張らせ、動けなくなり、泣く。わざとやっているようにしか、見えないけど。それが、彼のパニック状態らしい。見れば見るほど、腹が立って、全く理解できない。

だから、本当に、好きになれない子だった。

普段が、とっても素直ないい子なので、よけいに、いい子でない状態が、腹立たしい。

発達障害のこどもの育て方に、望ましい行動を誉めて、望ましくない場合は、放っておく、というものがある。それを、言い訳にして、パニックになって泣いているムーンをほったらかした。望ましくない泣き声を、無視した。

間違っていた。必要なのは、悲しみや怒りに、共感してあげること。気づいたのは、ムーンが年少の頃。何度も読んでいるはずの、発達障害の子の育て方の本。図書館で借りて、改めて読み直したとき。間違えてた、と、思った。

それからは、泣いているムーンに、とことん付き合った。ずっと、そばにいた。始めは、1時間も続いた。途中で、家事もしたりしながら、泣き止むまで、できるだけ傍にいた。

いつまで、続くんだろうと思いながら、待った。小さい頃から、ケアできずにいたんだ。時間がかかって当然なんだ。と、あきらめ。何年かかっても、付き合うつもりでいた。

同時に、かわいいムーン、と、言い続けた。嘘でも、1番かわいいと、言うことにした。

すると、1年も、かからず、1ヶ月程度かな?少しずつ、泣いている時間が短くなった。数ヶ月たつと、傍にいることが、負担にならないくらい、短くなった。

そのうち、本当にかわいいと、心から言えるようになった。

そして、2分の1成人式の手紙に。

僕を、かばってくれてありがとう。大切だと言ってくれてありがとう。

と、書いてあった。

ずっと、ムーンに対しては、後悔しかなかったけど。本当に、ホッとした。

そして、もっと、ムーンが好きになった。