末っ子ライト、小学5年生。
学校への、行き渋りがある。
今週は、水曜日。
雨がふるし、疲れたし、喉が調子悪いし。
で、朝、行けなかった。
10時半、大休憩のタイミングで行った。
途中から行けるというのは、
本人的には、かなり頑張っている。
途中で抜ける、途中で入る。
こだわりのある彼にとって、
ものすごく、難しいことだ。
それを頑張っているのだ。
そんなある日、ライトが言った。
お兄ちゃんたちが、いないのを確認して。
母ちゃんにだけ、言いたい話があるの。
僕が学校を休んだり、
後から行ったりしたら、
母ちゃん、病気になるの?つらいの?
熱が出ても、学校に行かなかったら、
母ちゃん、病気になる?
担任の先生に、言われたそうです。
学校に行かないと、
心配したお母さんが、病気になるよと。
母さんは、言いました。
母さんは、
ライトが学校にいても家にいても。
そんなことで、病気になったりしないよ。
どこにいるかで、心配しない。
ライトが嫌な気持ちになるかならないか、
つらかったり、しんどかったりしてないか、
そのことを、心配してるよ。
先生は、ライトを説得するため、
母さんが病気になるよと、
言ったのだと思います。
でも、ADHDの子どもたちは、
マイナスな言葉に敏感で、
すぐに傷ついてしまいます。
マイナスなイメージが強すぎて、
そうならないために、というより、
そうなってしまう、となり。
前に進む力には、なりません。
だから、こんないいことがあるよ、とか、
これがすんだら、こうしよう、とか。
前に向いた言葉が、力になります。
絶対に、脅してはいけません。
友達が、先生に怒られても、
聞いてて辛かったと、訴えてくるほど、
とても繊細なのです。
先生が悪いとは、言いません。
先生は、知らないだけです。
それは、先生が駄目なのではなく、
この世の中の大部分が、
繊細な人が、生きにくいように
できているだけなのです。
母さんができるのは、
子供の心を、しっかりと守りながら、
こんな子なんですと、
訴えていくことだけです。
担任の先生には、
ライトがこんな話をしました、と。
きちんと、伝えなくてはいけません。
分かってもらうのは難しくても。
こんな子がいることは、
知ってほしいと思います。