仕事に行く前、
学校から帰って、留守番をする子どもたちへ、
小さなホワイトボードに、
伝言を書いていた。
ハート、おかえり。
寒かったら、暖房を入れること。
遊びに行くときは、
戸締まりをよろしく。
5時頃、帰る予定です。
などなど。
そんなある日、こんなことが書かれていた。
ライトへ
つぎのひやること
ピカチュウのにんぎょうをかう。
すいっちをかうこと。
おわり。
かあさんより。
書いたのは、ライト。
ピカチュウのぬいぐるみと、
スイッチが、欲しいらしい。
はい。
でも。
買いません。
直接言っても、
買ってもらえないと、分かっている。
ダメと、知っていながら。
あの手この手で、主張はする。
末っ子は、兄に押さえつけられてる分。
上手だ。
そういう、ズルいところが、
嫌いなんだ!!
と、長男ハートが、叫ぶくらい。
そして、母ちゃんも。
ライトのズルさに、
騙されたくなるくらい。
ライトのことは、かわいく思う。
買わないけどね。