ADHD3兄弟と関節痛母さんの日記

長男17歳、次男中学3年生、末っ子6年生との毎日の記録です。

チリチリ

次男ムーン、中学2年生。
おもしろい、理科の実験中のことだ。


ガスバーナーの火が燃えている横で、実験による、変化の様子を、一生懸命見ていたんだそうだ。きっと、過集中していたんだと思う。


その時、突然、先生に後ろへと引っ張られ、その事に、ひどく、びっくりした、とは。ムーン本人が、言ってたこと。


先生は、タブレットで、実験の様子の記録写真を撮っていたそうだ。すると、画面の中で、ムーンの髪の毛が燃えているのを発見。
慌てて、タブレットを放り投げ、ムーンの体を後ろに引っ張り、ガスバーナーの火から遠ざけた。


余談。先生が放り投げたタブレットは、近くにいた生徒がナイスキャッチをして、無事だったそうだ。


ムーンは、幸いにも、髪が焼けただけで、顔に火傷はなかった。というか、火傷するくらい熱かったら、普通気づくよな。その前に、髪が燃えてたら、普通気づくよな。


焦げ臭いなぁ、とは、思ってた。


とは、ムーン本人談。


でも、髪の毛、燃えてたら。焦げ臭い、という臭いじゃなく。かなり臭い、異臭だと思う。小学生の頃、ふざけてストーブで、抜いた髪の毛燃やしたことがあるけど。そうとう臭かった記憶がある。


ともかく、髪の毛がチリチリになっただけで良かった。先生、気づいてくれて、ありがとう。



個性的な子の、多いクラスなので。実験中は、先生も怖いだろうなぁと思って、ムーンに聞くと。校長先生と教頭先生が、様子を見に来ていたらしい。先生の目が多かったのも、早く気づいてくれた、要因かもしれない。


早めに、ガスバーナーの火を消せばよかったと、先生はおっしゃったけど。このクラスに限定したら、危険を少なくする工夫が必要かもしれないが。普通に考えたら、自分の髪の毛が燃えても気づかないほど、集中してしまう子は、なかなかいない。


この事件。修学旅行、出発の1日前。本来なら、髪を短く整えたいところだけど。そんな暇もなく。ムーン、チリチリの髪のまま、旅立ちました。


気にならないらしい。


気づかない鈍感さと、気にしない鈍感さをあわせ持つ、これがムーンだよなぁ、と、思う。何でも、いい面と悪い面がある。この、鈍感さも、いいも悪いもなく、個性。 


そう思って、付き合うしかない。